|
ミニ旋盤工作室のいしむらさんという 方がノギスでハイトゲージを作っていたのを見て、ノギスを曲げ機に付けたら正確に曲げられるのでは?と思い、実行してみました。 おなじみのホーザンの曲げ機K-130に、なるべく曲げ位置を正確に決められるように突き当て(ノギス)を追加しました。 加工する材料はアルミ板t=1に限定しています。(必要に応じてt=1.5までは加工出来るはずです) その過程を記録しておきます。 当然ですが、メーカー保証外です。 まず、曲げ機の後ろにt=2mmのアルミ板をM3ネジでがっちりと固定します。 曲げ機の土台に使われているLアングルは厚さが6mmほどあるので、M3のタップを切って直接ネジ止めしました。 この板を後ろに付ける事により、材料を固定するバーの位置を一定にする事ができます。バーは常に板に押し当てて使用します。 ワッシャーを挟んだりして板の位置を調整しようと思っていましたが、今の所はそのままで問題無いようです。 土台のLアングルの左右の位置は、それなりの精度で作られているようです。肉眼で見える範囲では歪みは分かりません。 ![]() 常に90度に曲げるために、角度ストッパーを付けます。両方付けると黒いバーが取り出せなくなったので片方だけ付けました。 先ほど付けた板に適当な長さのスペーサやワッシャ、ネジを使って調節します。 ![]() 左が使用前、右が折り曲げ後です。曲げきった時にストッパーにハンドルが当たります。 対象の材料を何度か曲げて適当な角度を調節します。 ![]() 次にノギスを曲げ板に直角に固定しま す。裏から見た画です。 ![]() ステンレス製の1500円の10cmノギスを2つ使用しました。 以前から使用していた10cmノギスがあったのですが、これにはドリルの刃が立ちませんでした。同じステンレス製ノギスでもメーカーによって若干違いがあ るようです。穴が開くノギスはスライドも硬いようです。 調整を前提に、φ4でノギスに穴を開けてM3ネジで締めました。 ![]() 表からはM3ネジの先が見えます。スペーサやワッシャでで調節して先が出ないようにしています。 ![]() ノギスの本体を曲げ板に固定したら、今度はノギスの稼動部分に突き当てを取り付けます。左が表、右が裏からです。 これも大きめの穴にM3ネジで取り付けます。ネジのすぐそばにある大きい穴は目盛り読み取り用ののぞき穴です。 ![]() のぞき穴です。 ![]() 突き当て板には、曲げた板も当てられる用に端面を合わせて角パイプをネジ止めしてあります。 ![]() なるべく端面を合わせているつもりですが、シャーリングで切ったままと思われる端材に同じく拾ったパイプなのでそれほど信用できません。今の所は実用範囲 内です。 ![]() ノギスを2つ付けるとこうなります。1つで直角の精度を出すのはむずかしそう だったので、2つ使って平行で精度を出しています。 裏から ![]() 現物合わせでちゃんと組み上がるはずは無いと思ってい たので、全体的にバカ穴を大きめにして調節の幅を大き目に取りました。 ここまで出来たら、後は適切な位置に突き当てを調節するだけです。 その調節が一番面倒でした。 調整が終わったので、使ってみます。 まずは左右のノギスで曲げたい長さを設定します。これは3cmの例です。 ![]() 突き当てに板の基準面を当てます。これは直角に曲げた部分を当てています。 ![]() 材料を固定する黒いバーを入れます。角度ストッパーがあるので、材料が動かないように注意しつつ横から滑らせて置きます。 ![]() 左右のネジを回して固定します。この時、黒いバーは後ろの板に押し当てたまま動かさないようにします。 ![]() 準備出来ました。 ![]() 手でハンドルを起こして曲げます。 ![]() ストッパーに当たるまで曲げて終了です。 ![]() 計ってみます。これは20mmに設定した物の1回目曲げです。 ![]() 2回目の曲げです。20mmです。 ホーザン曲げ機11200円以外にはノギスを3つ買っ て4000円かかりました。(内1つは穴が開かずに未使用、ノギスとして使っています) 値段の割にはまずまずの精度ではないでしょうか。 |